Leica Gallery Pragueにて

ライカギャラリープラハで開催中のサトウヒトミさんの写真展へ出かけた。

私が彼女の写真から感じるのは、とらわれのない自由で伸びやかなまなざし。眺めていると、私もまた純粋な好奇心と衝動に従って動いていこうと思わせてくれる。

今日はヒトミさんご本人にもお会いできていろいろとお話を伺うことができた。彼女自身もまた軽やかでリラックスした雰囲気を纏う美しい方で、まるで動物のようにしなやかにご自身の心に従っておられるのが伝わってきた。

 

また、会場ではチェコの写真家ダニエル・シュペルル (Daniel Šperl)氏とばったり遭遇。「あ!」とお互い驚いてすぐ、数ヶ月前にフォトシュコダ(FotoŠkoda)で彼から「近々日本の写真家の写真展がある。」と教えてもらったことを思い出した。今回のサトウヒトミさんの写真展は、彼がキュレーションしていたのだった。

 

今日は他にも思わぬ再会があった。写真展のパーティーに集まった人々の中には、プラハの日本料理店「Miyabi」のオーナーで茶道家でもあるダリアさんの姿もあった。4月に彼女の店を訪ねた際にとても良くしてもらって以来だったので、久々にご挨拶することができた。

ギャラリーの閉店後、たまたま同じ方向に歩くことになった彼女から「うちの店でお茶でも」と誘われ、上生菓子とカプチーノをいただくことに。そこからなぜか話題が尽きず、後でお互いにびっくりするほどさまざまなことを聞いたり話したりしているうちに、あっという間に数時間が過ぎてしまった。

 

「ほらね、君は一人で出かけると必ずおもしろい人に出会ったり、おもしろい展開に巡りあったりするでしょう。だから一人でどんどん出かけるのがいいんだよ。」と、帰宅後にまたパートナーがそう言っていた。

今日もまた嬉しい出会いと再会が重なるおもしろい一日だった。

鉄道橋を歩いて渡る

ヴルタヴァ川沿いを歩いていたら、鉄道橋を歩いて渡ることができるのを発見した。この辺りはよく歩いていたのに、これまでまったく気づかなかった。

橋を渡っているうちに電車がやってきた。友人も私も思わず興奮してしまい、慌てて写真や動画を撮った。目の前を通過していく電車の迫力にますますエキサイトして、さらに何度か電車がやってくるのを待つことに。

近いうちにカメラと三脚を持って再び訪れようと思う。

 

火薬塔の上から

プラハ市民会館を出た後は、隣に建つ火薬塔へ昇りましょうということになった。既に日は沈んでいたけれど、夕焼け空にプラハ城といくつもの尖塔がシルエットとなって浮かび上がる様は美しい。

今回ご一緒している女性とは、まだお会いしたばかりだというのに話がはずんで止まらない。年齢や立場の違いなどによる隔たりは全く感じられず、すっかりリラックスして過ごさせていただいている。きっと彼女のオープンであたたかなお人柄によるものだろう。

おかげさまで、初の案内役を任された緊張もすっかりほどけて、彼女をご案内をしながら私自身もプラハ観光を楽しんでいる。

 

プラハ市民会館 – Obecní dům 見学ツアー

昨日からプラハに滞在されているお二人をご案内しながら、私自身も久しぶりにプラハ観光をしている。今日は午後から音楽博物館を訪ねた後、プラハ市民会館(Obecní dům)へ。

プラハ市民会館は世界的に有名なアール・ヌーヴォー様式建築。実は、私自身も内部を見学したのは今日が初めてのこと。内部はガイドツアー(英語・チェコ語)に参加して見学する。日本語で書かれたパンフレットの貸し出しもある。

チェコを代表する芸術家たちが手がけた美しい絵画や装飾を見ながらガイドの熱心な説明に耳を傾けていると、この地に生きた・生きる人々の思いが胸に迫る。

 

スラドコフスキー・ホール(Sladkovský Hall)はプラハ市民会館の中で唯一の装飾が成されていない部屋。 しかし、職人が手作業で作り上げたというシャンデリアやカーテンが美しい。チェコのジャーナリストであり政治家でもあったカレル・スラドコフスキーの名が付けられている。

Sladkovský hall of Prague Municipal House

チェコの国樹である菩提樹の装飾が施されたリエガー・ホール(Rieger Hall)には、画家マックス・シュヴァビンスキーの壁画がある。描かれているのは作家ヤン・ネルーダや画家ミコラーシュ・アレシュ、作曲家のベドジフ・スメタナアントニーン・ドヴォジャークなどのチェコを代表する芸術家たち。

Rieger Hall of Prague Municipal House
The painting in Rieger Hall of Prague Municipal House

プラハ市民会館の中で最も有名なのはアルフォンス・ムハが手がけた市長の間(Mayor’s Hall)だろう。『スラヴの連帯』と題された丸い天井画を囲むようにして、壁には8人の歴史的人物と、民族の歴史や独立に向かって毅然と立ち上がる青年の姿などが描かれている。ムハはこの部屋の装飾を無償で引き受けたという。

Mayor’s Hall of Prague Municipal House, all the work of Alfons Mucha
“The Slavonic Concord” painted by Alfons Mucha : the ceiling painting in the Lord Mayor’s Hall, Prague Municipal House
Murals by Alfons Mucha in the Mayor’s Hall, Prague Municipal House
The chair decorated by Alfons Mucha in the Mayor’s Hall, Prague Municipal House

19世紀に活躍したチェコの歴史家・政治家フランティシェク・パラツキーの名が付けられたパラツキー・ホール(Palacký Hall)。壁と天井の絵は画家ヤン・プレイスレルによるもの。穏やかな田園風景とくつろいだ様子の人々、入浴する女性や白馬に乗った男性などが描かれていて、地上の楽園を連想させる。

Palacký Hall of Prague Municipal House

市民会館建設の主唱者、市民連盟のために作られたグレーグル・ホール(Grégr Hall)の装飾は画家フランティシェク・ジュニーシェクによるもの。壁と天井に広がる寓画には人の生から死までの物語が描かれている。部屋名はジャーナリストであり政治家でもあったユリウス・グレーグルから付けられたそう。

Grégr Hall of Prague Municipal House

アール・ヌーヴォーとアナトリア美術に触発されたという東洋の様式が調和するオリエンタル・サロンは、チェスやカードなどのゲームを楽しむための空間として作られたそう。テーブルや棚などの調度品にもユニークかつ丁寧な細工が施されている。

Oriental Salon of Prague Municipal House

面積14.3㎡という小部屋は、チェコの女性作家ボジェナ・ニェムツォヴァーに敬意を表して作られた女性用の休憩所だという。角にはモザイクによって装飾された噴水があり、窓際には小さなテーブルと椅子が置かれている。

Small fountain in Božena Němcová Parlour of Prague Municipal House

漆喰の壁と天井に施された装飾がまるでお菓子の上のクリームデコレーションのように見えることから「コンフェクショナリー」と呼ばれる休憩室。大理石と鏡がふんだんに使われている室内は明るくてスタイリッシュな印象。映画の撮影などにもよく使用されるのだとか。

The ladies’ parlour called “Confectionery” in Prague Municipal House

最後に見学したのは、プラハ交響楽団の本拠地スメタナ・ホール。ステージ上にある世界最大級のパイプオルガンの真ん中にはベドジフ・スメタナの横顔が。天井には採光窓が設けられていて、豪華な装飾が施された空間には美しい色と光が降りそそぐ。

Smetana Hall, represents the largest area of Prague Municipal House.

煌びやかな装飾が施されたプラハ市民会館のファサード。美しいモザイク画のちょうど真下にあたるバルコニーのある部屋が、アルフォンス・ムハがすべての装飾とデザインを手がけた「市長の間」。

Prague Municipal House’s facade

ご一緒した女性はアルフォンス・ムハが大好きだという。そこで「ここのメニューにもムハの絵が描かれていますよ」と市民会館内のアール・ヌーヴォー・カフェへ。甘さ控えめのチョコレートケーキがウィーンで食べたものよりも口に合うと喜んでもらえた。

Art Nouveau interior decoration of Kavárna Obecní dům
The menu book of Kavárna Obecní dům

ヴィノフラディ地区を歩く

今日はあるエージェントを訪ねて久しぶりにプラハ10区方面へ。用事を済ませた後は特に急ぐ予定もなかったので、帰りはいつも通りのんびりと散策。普段あまり足を運ぶことのない地域を歩くのは楽しい。

ふと目をやった建物の壁に記されていたのはアントニーン・ドゥヴォジャーク(Antonín Dvořák)の名前。といっても作曲家ではなくて、建築家のドヴォジャークだ。彼はこのヴィノフラディ(Vinohrady)地区に建ち並ぶ数々の美しいアパートを設計し、街づくりに大いに貢献した人物。

給水塔も美しい。

美しいアール・ヌーヴォー様式の建物はヴィノフラディ劇場(Divadlo na Vinohradech)

今日は陽が傾いてからも暖かくて、外を歩くのにちょうどいい気候。行きがけにはトラム事故のため大幅にルート変更することになったこともあり、思いのほかよく歩いた一日。

 

Recharging

午後一番にある事務所へ出向いた後、久しぶりにあてもなく歩いた。もう空はすっかり秋の様子。夏の週末にはたくさんの人が集まるこの公園も今日は静か。

あちらもこちらも秋の色彩。黄色に染まった木々と青い空というコンビネーションは大好きなコントラスト。

先週いきなり加速した流れがまだ止まらず、次から次へと仕事にまつわる話がやってくる。毎日どこかの事務所やスタジオや現場へ出向いているこの流れはいったいいつまで続くのだろう。

その合間にはまったく別の仕事のやり取りも起きていて、同時進行する複数の速い流れになすがまま運ばれている。

今日は気温も湿度も心地よくて歩くのが気持ちよかった。久しぶりに自然の中をのんびり歩いて、やっとエネルギーチャージできた感じ。

夏の名残

眩しい太陽と青い空。歩いていると少し汗ばむ程度の気温と湿度。どうやらいよいよ今日が今年最後の夏日になりそう。

街中はどこもたくさんの人であふれているけれど、Leicaのカフェはいつも割と静か。カプチーノでちょっとひと息。

秋も冬も好きだけれど、夏が過ぎゆくのはちょっと寂しい。

朝からあちこち駆け回ってすべての用事を終えた後、息抜きがてら街を歩いていたら、雪の聖母教会でSteve McCurryの写真展が開催されているのを見つけた。

天気予報では週明けには気温が一気に4~5度まで下がると言っている。
いよいよ秋。

プラハのスーパーマーケットでおにぎりを発見

パートナーが近所のスーパーマーケットAlbertでおにぎりを買ってきた。

ちょうど最近、チェラーコヴィツェ(Čelákovice)に住む友人からも「Albertでおにぎりを見つけたよ!」と聞いたばかり。

中身は、唐揚げ、梅干、枝豆、キムチ、ツナマヨ、肉と山葵の6種類。お値段は一つ50czk(薬250円)。中のご飯はインディカ米でちょっと固めの様子。

実は、これが人生初おにぎり体験だったパートナー。「中の鶏肉が大きくて、お思っていた以上にお腹がいっぱいになった」と満足しているようだったけれど、これで50czkはちょっぴり高いかな?という感じ。

私が暮らしているエリアには他に日本人はいないと思うし、アジア系の人たちも少ないので、果たしてこのおにぎりがどこまで売れるのか、そして、いつまで販売されるかが気になるところ。

そういえば、最近すっかりお洒落な最先端エリアになりつつあるプラハ7区ホレショヴィツェ(Holešovice)には、「おにぎらず」の店(その名もOnigirazu!)がオープンしていて、いつ見ても割と繁盛している。メニューはすべてベジタリアン仕様で、米の野菜サンドイッチという感覚でウケている様子。

そのうち一度試してみようと思う。

 

チェコのジャーナリストJanek Rubeš が案内するプラハおよびチェコのローカル情報チャンネル『Honest Guide』。こちらでも最近、プラハ7区レトナー(Letná)~ホレショヴィツェ界隈が紹介されていた。