赤ちゃんから教えてもらったこと

一月に赤ちゃんを出産したばかりの友人を訪ねた今日、思いがけず大きなギフトを与えてもらった。

初めて対面した生後2ヶ月の女の子から、驚いたかような目で凝視されつづけた。時々にやりと笑いかけられ、まるで何かを言われているような気がした。何にも分からないけれど完璧に分かりあっているような、あらゆる分離を超えて共振しているような、不思議な一体感を味わった。

赤ちゃんには「私」と「世界」という分離がない。いつでも融合状態、つまり「ひとつ」なのだろう。そしてまた、赤ちゃんには「今」しかない。快か不快かはあるけれど、そこに理由も理屈もない。そうして自然が移り変わるようにただ変化していく。

彼女を見ていると、その存在がエネルギーの流れそのものだということがよくわかった。彼女にはただ今この瞬間しかなく、彼女は今ここに完全に在る。100%の大丈夫の中に在る彼女は宇宙そのものだ。なんて凄いことだろう。

気づけば数時間が経っていた。時おり笑顔を見せたり、時には驚いたように目を見開いたりしながら、ひたすら私を見つめつづける彼女の目を、私もじっとただ見ていた。「どこから来たの?」「何しに来たの?」と問いかけると、ちゃんと教えてくれたように思えた。

それは名状しがたい濃密な共振体験だった。その存在への驚異があまりに大きくて、「かわいい」という情緒はやってこなかった。

今日から彼女のことを「師匠」と呼ばせてもらうことにした。ただ在ることによって喜びの波及と恩恵をもたらす赤ちゃんは、人間の中で最も完璧な状態だ。

“赤ちゃんから教えてもらったこと” への2件の返信

  1. 赤ちゃんや小さな子供たちを見ていると
    そこに他人との壁はなく、ただ素直に純真無垢な感情があるだけで、そこに私たちは
    かわいいという感情だけでなく癒されるような原点に戻されるような気がするのでしょう。
    それは確かにそのことを忘れていた自分に教えてくれている教師のような存在です。

    1. 幸恵さんの仰る通り、赤ちゃんは忘れていた多くのことを教えてくれる偉大な教師ですね。存在そのものの奇跡に気づかせ、純粋に命を生きることの尊さを見せてくれる存在だと思いました。そしてエネルギーの塊である赤ちゃんに触れると、膨大なパワーをもらえますね!

      経験を積み、どんなに知恵をつけたとしても、赤ちゃんのようにいつも「今ここを無心で生きる喜び」を追求していたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です